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昭和40年頃公園に捨てられていた子猫の主人公が危機一髪で幕末の江戸時代にタイムスリップ。 |
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タイムスリップした江戸時代で、にゃん9郎は言葉をしゃべり2本足で立ち「ネコ様」と長屋のみんなに慕われるようになります。
ビニール製の不思議な刀「猫魔刃」を携え大活躍するにゃん9郎。「猫魔刃」をめぐり暗躍する武器商人や謎の忍者。彼等は日本を内戦の泥沼に導こうと企んでいるらしい…。坂本竜馬暗殺の謎にも迫ります。
謎の忍者との闘い、坂本竜馬や少年隠密クモネコとの友情、長屋の人たちとの交流を経てへなちょこだった子猫が成長して行きます。 |
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ただ、野良猫だった頃のにゃん9郎を一番可愛がってくれたヒカル君のことを思い出すと淋しくなります。ヒカル君は団地に住んでいてにゃん9郎を飼うことが出来なかったけれど、いつもいっしょに遊んでくれました。ヒカル君に会いたい・・・。にゃん9郎は心のどこかでいつかヒカル君と再会することを願っているのです・・・。 |
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にゃん9郎はもとの世界にもどれるのか! 一番仲良くしてくれた「ひかる」君にまた会えるのか…! 最終回はどうなるのか…?! |
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“ちゃんばら”という遊びをめっきり見かけなくなりました。昔はオモチャの刀はもちろんのこと、新聞紙を丸めビニールテープを巻いたものなども刀にして遊んだものです。勿論、切られてもそんなに痛くないし、ケガもしません。但し、暗黙のルールで、もし、切られてしまったらチャンバラから抜けなければなりません。子供の遊びにとってルールを学ぶということは大変大事なことです。現代の子供たちにも“ちゃんばら”という遊びを通じて、ルールを守る必要性や他人の痛み、”人間同士の正しい戦い方”を考えてもらいたい。猫魔刃はそんな思いを込めた“ちゃんばら”の象徴なのです。 |
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にゃん9郎はへなちょこな子猫の自立と成長の物語でもあります。自立するということは自分だけでなく“他を生かす力や心”を身につけるということでしょう。そして、自分の世界を広げて行くことで成長していきます。
江戸時代という見知らぬ世界で長屋の人たちと交流し友達を見つけ、にゃん9郎は自立し成長して行きます。そんなにゃん9郎の姿が、すこしでも子供たちに響けばと思います。 |
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人類は文明を手に入れました。そして文明の産物を求めて文明を使い戦争をするようになりました。人類はこの呪縛から逃れることはできないのでしょうか?“どんな理由があっても人を傷つけるのはよくないにゃん”というにゃん9郎の思いは単なる理想論なのでしょうか?
(文明と戦争との関わりは“にゃん9郎シリーズ”のもっとも底流にあるテーマです。このテーマは“ネコ様侍”の続編となる「猫が戦う日」でさらに鮮明に描こうと思います。) |
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